「GitHub Copilot、無制限のはずなのにチャットが止まった」——そう感じたら、それはおそらく設定ミスではありません。GitHub Copilotの課金は2026年6月から「AIクレジット」を軸にした仕組みに変わっており、無制限なのはコード補完だけだからです。
結論から言うと、エディタ上の「Tabで確定する」インライン補完は、有料プランなら消費されず無制限です。一方で、チャット・エージェント・CLI・Spacesは「AIクレジット」を消費し、月間の付与量を使い切ると新たな追加が必要になります。この記事では、公式情報にもとづいてプラン別の料金とクレジットの仕組みを整理します。
本記事は2026年8月18日時点で、GitHub公式サイト(github.com/features/copilot、github.com/features/copilot/plans)を確認して記載しています。料金・クレジット量は変更されることがあるため、契約前に必ず公式ページの最新情報をご確認ください。なお、
docs.github.comの詳細ドキュメントには本記事執筆時点でアクセスできず、予算管理機能(Budgets and alerts)などの細部までは確認できていません。
追記(2026年9月9日確認):上記2つの公式ページを再確認しましたが、Free($0)・Pro($10・$15分)・Pro+($39・$70分)・Max($100・$200分)の料金体系、およびBusiness($19/ユーザー)・Enterprise($39/ユーザー)という価格に変更はありませんでした。ただし、この時点ではBusiness・Enterpriseの具体的な月間クレジット付与数は確認できていませんでした。
追記(2026年9月25日確認):github.com/features/copilotを再確認したところ、Business・Enterpriseの月間クレジット数が明記されているのを確認できました。Business行には「1,900 credits per user」、Enterprise行には「Everything in Business and: Priority access to new models and features, 2,000 more credits per user」とあり、Enterpriseの合計は1,900+2,000で3,900クレジットになります。公式の表現は「Businessの2倍」ではなく「Businessに2,000クレジット上乗せ」という加算方式である点にご注意ください。本文中の該当箇所はこの内容に更新しています。
追記(2026年10月11日確認):github.com/features/copilotとgithub.com/features/copilot/plansを再確認しましたが、Free・Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseの料金($0/$10/$39/$100/$19・ユーザー/$39・ユーザー)、クレジット量(Business 1,900、Enterprise はBusinessに2,000上乗せで3,900)に変更はありませんでした。加えて、クレジットを使い切った場合の挙動について、
/plansページのFAQに明記されている内容を確認できたため、本文の該当箇所を更新しています(下記「クレジットを使い切ってしまった場合」を参照)。
追記(2026年10月17日確認):同じ2つの公式ページを再確認しました。料金・クレジット量に変更はありませんでしたが、これまで本文で触れていなかった3点を公式ページで確認できたため、追記しています。①Freeプランのチャット・エージェント利用には「月50件」という上限が別に明記されていること、②追加利用の予算は「$10で1,000クレジット」という換算が明記されていること、③2026年6月1日からコードレビュー機能がGitHub Actionsの実行時間も消費するようになったこと。詳細は該当セクションに追記しました。
まず結論:何にクレジットがかかり、何にかからないか
公式サイトには次のように明記されています(原文)。
You use credits when you chat with Copilot, work with agents, or use Copilot CLI, and Spaces.
Code completions and next edit suggestions don't use credits. They remain unlimited with every paid plan.
日本語にすると、「消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spaces」「補完と次の編集提案は消費せず、有料プランならすべて無制限」ということです。
| 機能 | クレジット消費 |
|---|---|
| インライン補完(コード補完) | 消費しない(有料プランは無制限) |
| Next Edit Suggestions | 消費しない(有料プランは無制限) |
| Copilot Chat | 消費する |
| エージェント(Agent) | 消費する |
| Copilot CLI | 消費する |
| Copilot Spaces | 消費する |
普段コードを書きながら補完を使っているだけなら、クレジットはほぼ減りません。減るのは、チャットで相談したりエージェントに作業を任せたりしたときです。
プラン別の料金とクレジット量
公式サイトに記載されている金額は次のとおりです。
| プラン | 月額 | 月間クレジット | 補完 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | ー(チャット・エージェントは月50件まで) | 月2,000件 |
| Pro | $10/ユーザー | $15分 | 無制限 |
| Pro+ | $39/ユーザー | $70分 | 無制限(上位モデル利用可) |
| Max | $100/ユーザー | $200分 | 無制限(新機能への優先アクセス) |
| Business | $19/ユーザー | 1,900(公式確認・2026年9月25日) | 無制限 |
| Enterprise | $39/ユーザー | 3,900(Businessに2,000上乗せ・公式確認) | 無制限 |
1クレジット=$0.01で、「1回のやり取りが何クレジットかかるか」は、使うモデルとタスクの複雑さによって変わると公式に説明されています。軽量モデルへの簡単な質問なら1クレジットに満たないこともあれば、複雑なエージェントタスクなら数クレジットを使うこともある、という設計です。
Enterpriseは公式サイトで「Everything in Business and: Priority access to new models and features, 2,000 more credits per user」と説明されています(2026年9月25日確認)。Businessの1,900クレジットに2,000クレジットが上乗せされ、合計3,900クレジットになる計算です。
プラン選びの判断基準
公式サイトに記載された料金と特徴をもとに、使い方別の目安をまとめました。
| こんな人 | おすすめプラン | 理由 |
|---|---|---|
| コード補完だけ使いたい、チャットはほぼ使わない | Free($0) | 補完は月2,000件まで無料。まずはここで様子を見る |
| 日常的にコードを書き、たまにチャットで質問する | Pro($10) | 補完無制限+$15分のクレジットで足りることが多い |
| エージェントに作業を任せる機会が多い、上位モデルを使いたい | Pro+($39) | クレジット$70分+上位モデルが利用可能 |
| エージェントタスクを日常的に大量に回す、新機能を早く試したい | Max($100) | クレジット$200分+新機能への優先アクセス |
| 組織でチームに導入する(小〜中規模) | Business($19/ユーザー) | 月間1,900クレジットを組織で管理できる(公式確認) |
| 大企業で優先アクセスや大量利用が必要 | Enterprise($39/ユーザー) | Businessに2,000クレジット上乗せで合計3,900(公式確認) |
どのAIコーディングツールを使うか自体で迷っている場合は、AIコーディングツール主要5種を比較も参考にしてください。
契約前に確認しておきたいこと
- 契約直前に公式ページで最新のクレジット数を確認する:2026年9月25日時点ではBusiness=1,900クレジット、Enterprise=Businessに2,000上乗せで合計3,900クレジットと公式サイトに明記されています。ただし料金・クレジット量は変更されることがあるため、人数分の契約を決める前にgithub.com/features/copilotで最新の数値を必ず再確認する
- 「補完が無制限」を「すべての機能が無制限」と混同しない:無制限なのはインライン補完とNext Edit Suggestionsだけで、チャット・エージェント・CLI・Spacesはクレジットを消費する
- 上位プランから始めない:エージェントの使用頻度が読めないうちにMaxやEnterpriseから契約すると、実際の消費量とのギャップが大きくなりやすい。まず下位プランで1か月分の利用状況を見てから切り替える方が安全
困る人はどうすればいいか
クレジットを使い切ってしまった場合
github.com/features/copilot/plansのFAQ「What happens when I hit my usage limit?」(2026年10月11日確認)によれば、個人向けプラン(Free・Pro・Pro+・Max)で月間クレジットを使い切った場合の選択肢は次の3つです。
- 翌月のリセットを待つ:追加の操作をしなければ、月初に付与量がリセットされる
- 有料の追加利用を設定する:公式の表現では「Set a dollar budget for additional usage and Copilot continues without interruption.」(追加利用の予算を設定すると、中断なく使い続けられる)
- 消費の少ないモデルに切り替える:軽量モデルなら1回あたりの消費クレジットが少ない
どの挙動になるかは、追加利用(Flexアロットメント)をオンにしているかどうかで変わります。契約プランの管理画面で、追加利用の設定を事前に確認しておくと安心です。
追加利用の予算設定には、公式に明記された具体的な換算があります。「$10の予算で1,000クレジット」(2026年10月17日確認)です。1クレジット=$0.01なので当然の換算ですが、「予算をいくらに設定すれば何クレジット分になるか」で迷ったら、この比率で見積もれます。また、設定した予算の75%・90%・100%に達した時点でアラートが届く仕組みも公式に説明されています。使い切る前に気づける設計なので、アラートが来た時点でチャット・エージェントの使用頻度を調整すれば、途中で止まる事態は避けやすくなります。
- 補完中心の使い方に寄せる:コード補完は無制限なので、チャット・エージェントへの依存を減らすだけで消費は大きく下がる
- 上位プランへの切替:Pro→Pro+→Maxの順でクレジット量は$15→$70→$200と増える
- タスクを軽量モデルに振る:公式が「軽量モデルへの質問は1クレジット未満」と説明している通り、複雑なタスクだけ上位モデルに絞ると節約になる
組織でコストが読みにくい場合
Business・Enterpriseは個人プランと違って、組織全体の利用量が問題になりがちです。同じ公式ページ(2026年10月11日確認)では、組織の管理者がクレジット上限に達したあとの追加利用を許可するかどうかを設定でき、「許可していない場合、次のサイクルまでCopilotは一時停止する(If it isn't, Copilot pauses until the next cycle.)」と説明されています。予算管理機能の詳細な操作画面までは本記事ではアクセスできなかったため、管理者は必ずGitHubの管理画面で設定内容を確認してください。
見落としやすい追加コスト:コードレビューはActionsの実行時間も使う
AIクレジットの話とは別に、コードレビュー機能はGitHub Actionsの実行時間も消費するという変更が公式に明記されています。github.com/features/copilotの注記(2026年10月17日確認)には次のようにあります(原文)。
Beginning June 1, 2026, code review workflows also consume GitHub Actions minutes.
日本語にすると、「2026年6月1日から、コードレビューのワークフローはGitHub Actionsの実行時間も消費するようになった」ということです。具体的な消費分数や課金単価は公式ページには明記されていませんでした。
クレジットの消費量だけを見ていると、この分は見落とされがちです。特にBusiness・Enterpriseで組織内のCopilotコードレビューを自動化(PRが作られたら必ず走らせる、など)している場合、AIクレジットの消費とは別に、Actionsの実行時間の消費も増える点に注意してください。心当たりがある場合は、組織のActions使用量もあわせて確認することをおすすめします。
なお、ライセンスを持たないユーザーによるコードレビュー利用は、組織のAIクレジットとして課金される仕組みも用意されています(既定ではオフで、2つの管理者ポリシーを有効にする必要があります)。社内でコードレビュー機能を広く使わせたい場合は、この設定もあわせて確認しておくと想定外の課金を避けられます。
初めての人向け:料金を確認する手順
- github.com/features/copilot/plans で最新のプランと金額を確認する
- 個人なら、まずFreeプラン(カード登録不要・月2,000件補完)で補完機能を試す
- チャットやエージェントを日常的に使いたくなったらPro($10)に切り替える
- Claude Opusなど上位モデルやエージェント作業を多用するならPro+($39)を検討する
- 契約後は、GitHubアカウント設定の利用状況画面でクレジット消費ペースを定期的に確認する
導入そのものの手順はGitHub Copilotの始め方にまとめています。
注意点
クレジット消費量は「使うモデルとタスクの複雑さ」に依存するため、月々の総額を事前に正確に予測するのは難しいということです。Claude Codeなど他のAIコーディングツールにも共通する従量課金の弱点で、「安いプランで契約したのに、エージェントを多用したら想定より早くクレジットが尽きた」ということは起こり得ます。使い始めは、こまめに利用状況を確認する習慣をつけるのが安全です。
よくある質問
Q. コード補完だけ使うなら、Freeプランで十分ですか? A. 公式には「月2,000件」という上限が明記されています。個人の学習・軽い利用ならFreeで足りることもありますが、日常的にコードを書くならすぐに上限に達する可能性があります。
Q. チャットを使わなければクレジットは減りませんか? A. 公式の説明によれば、消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spacesの利用時のみです。インライン補完とNext Edit Suggestionsは有料プランなら無制限で、クレジットを消費しません。
Q. Business・Enterpriseの料金は個人向けプランと同じ考え方ですか? A. 基本の仕組み(補完は無制限、チャット等はクレジット消費)は共通ですが、金額はBusinessが月$19/ユーザー、Enterpriseが月$39/ユーザーです。クレジット量は公式サイトで、Businessが1,900、Enterpriseがそれに2,000上乗せ(合計3,900)と明記されています(2026年9月25日確認)。
Q. Pro・Pro+・Maxはどう選べばいいですか? A. 補完中心ならProで十分なことが多いです。エージェントや上位モデルを日常的に使うならPro+、優先アクセスや大量利用を見込むならMaxが公式の想定する使い分けです。まず下位プランで様子を見て、クレジット不足を感じたら上げる進め方が安全です。
Q. 料金は今後また変わりますか? A. AIコーディングツールの料金改定は頻繁です。本記事の金額は2026年8月18日時点の確認値であり、契約前には必ず公式ページで最新情報を確認してください。
Q. Business・Enterpriseの月額料金は変わりましたか? A. 変わっていません。2026年9月25日にGitHub公式サイト(github.com/features/copilot)で確認した時点でも、Business $19/ユーザー、Enterprise $39/ユーザーのままです。
Q. Business・Enterpriseの月間クレジット数(1,900や3,900など)は公式に確認できたのですか? A. はい。2026年9月25日にGitHub公式サイト(github.com/features/copilot)で確認したところ、Business行に「1,900 credits per user」、Enterprise行に「2,000 more credits per user」(Businessに加えて、の意味)という記載がありました。合計するとEnterpriseは3,900クレジットです。ただし料金・クレジット量は変更されることがあるため、契約直前には必ず公式ページで最新の数値を再確認してください。
Q. 個人プラン(Pro・Pro+・Max)でクレジットを使い切ったら、具体的にどうなりますか? A. 2026年10月11日にgithub.com/features/copilot/plansのFAQで確認したところ、選択肢は「翌月のリセットを待つ」「追加利用の予算を設定して中断なく使い続ける」「消費の少ないモデルに切り替える」の3つと説明されていました。追加利用をオンにしていなければ、そこで利用が止まる設計です。
Q. 組織(Business・Enterprise)でクレジットが尽きたら、ユーザーの利用は止まりますか? A. 同じ公式ページ(2026年10月11日確認)によれば、管理者が追加利用を許可していない場合は「次のサイクルまでCopilotは一時停止する」と説明されています。許可するかどうかは組織の管理画面で管理者が設定する項目なので、利用が止まって困る前に設定を確認しておくと安心です。
Q. Freeプランでチャットやエージェントを使う場合、上限はありますか? A. あります。公式には「月2,000件」の補完とは別に、チャット・エージェント利用は月50件までという上限が明記されています(2026年10月17日確認)。補完だけでなくチャットも試したい場合は、この上限に早めに達する可能性があります。
Q. コードレビュー機能を使うと、AIクレジット以外に何かコストがかかりますか? A. かかる場合があります。公式には「2026年6月1日から、コードレビューのワークフローはGitHub Actionsの実行時間も消費する」と明記されています(2026年10月17日確認)。具体的な消費分数は公開されていませんが、組織でコードレビューを自動化している場合は、AIクレジットだけでなくActionsの使用量もあわせて確認してください。
まとめ
- GitHub Copilotの課金は「AIクレジット」を軸にした仕組み。コード補完・Next Edit Suggestionsは有料プランなら無制限でクレジットを消費しない。
- クレジットを消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spaces。1回あたりの消費量はモデルとタスクの複雑さで変わる。
- 月額とクレジット量はFree($0)/Pro($10・$15分)/Pro+($39・$70分)/Max($100・$200分)/Business($19・1,900クレジット)/Enterprise($39・3,900クレジット=Businessに2,000上乗せ)(2026年9月25日公式確認)。
- 総額は使い方次第で変動するため、契約後は利用状況をこまめに確認するのが安全。
- Freeプランは補完月2,000件とは別に、チャット・エージェントが月50件までという上限がある(2026年10月17日公式確認)。
- コードレビュー機能は2026年6月1日からGitHub Actionsの実行時間も消費する。AIクレジットだけを見ていると、この分のコストを見落としやすい(2026年10月17日公式確認)。
- 料金・クレジット量は変更されることがあるため、契約直前には必ずgithub.com/features/copilotで最新の数値を確認する。
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- 従量課金で総額を抑える考え方(Claude Codeの例) → Claude Codeの料金はいくら?
