「GitHub Copilot、無制限のはずなのにチャットが止まった」——そう感じたら、それはおそらく設定ミスではありません。GitHub Copilotの課金は2026年6月から「AIクレジット」を軸にした仕組みに変わっており、無制限なのはコード補完だけだからです。

結論から言うと、エディタ上の「Tabで確定する」インライン補完は、有料プランなら消費されず無制限です。一方で、チャット・エージェント・CLI・Spacesは「AIクレジット」を消費し、月間の付与量を使い切ると新たな追加が必要になります。この記事では、公式情報にもとづいてプラン別の料金とクレジットの仕組みを整理します。

本記事は2026年8月18日時点で、GitHub公式サイト(github.com/features/copilotgithub.com/features/copilot/plans)を確認して記載しています。料金・クレジット量は変更されることがあるため、契約前に必ず公式ページの最新情報をご確認ください。なお、docs.github.comの詳細ドキュメントには本記事執筆時点でアクセスできず、予算管理機能(Budgets and alerts)などの細部までは確認できていません。

まず結論:何にクレジットがかかり、何にかからないか

公式サイトには次のように明記されています(原文)。

You use credits when you chat with Copilot, work with agents, or use Copilot CLI, and Spaces.

Code completions and next edit suggestions don't use credits. They remain unlimited with every paid plan.

日本語にすると、「消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spaces」「補完と次の編集提案は消費せず、有料プランならすべて無制限」ということです。

機能 クレジット消費
インライン補完(コード補完) 消費しない(有料プランは無制限)
Next Edit Suggestions 消費しない(有料プランは無制限)
Copilot Chat 消費する
エージェント(Agent) 消費する
Copilot CLI 消費する
Copilot Spaces 消費する

普段コードを書きながら補完を使っているだけなら、クレジットはほぼ減りません。減るのは、チャットで相談したりエージェントに作業を任せたりしたときです。

プラン別の料金とクレジット量

公式サイトに記載されている金額は次のとおりです。

GitHub Copilotの料金プラン一覧。Free、Pro、Pro+、Maxの月額料金と特徴が並んでいる
GitHub Copilot の公式プランページ(2026年時点・編集部にて取得)。
プラン 月額 月間クレジット 補完
Free $0 ー(チャットは回数制) 月2,000件
Pro $10/ユーザー $15分 無制限
Pro+ $39/ユーザー $70分 無制限(上位モデル利用可)
Max $100/ユーザー $200分 無制限(新機能への優先アクセス)
Business $19/ユーザー Proと同水準 無制限
Enterprise $39/ユーザー Businessの2倍 無制限

1クレジット=$0.01で、「1回のやり取りが何クレジットかかるか」は、使うモデルとタスクの複雑さによって変わると公式に説明されています。軽量モデルへの簡単な質問なら1クレジットに満たないこともあれば、複雑なエージェントタスクなら数クレジットを使うこともある、という設計です。

Enterpriseは「Everything in Business and: Priority access to new models and features, 2x included usage than Business」と説明されており、Businessより2倍のクレジットが含まれると公式に明記されています。

困る人はどうすればいいか

クレジットを使い切ってしまった場合

月間クレジットを使い切ると、それ以上のチャット・エージェント利用には制限がかかります(具体的な挙動——完全に止まるのか、追加課金に切り替わるのかの詳細は、本記事執筆時点で確認できているドキュメントの範囲では断定できません。契約プランの管理画面で必ず確認してください)。心当たりがある場合は、次を検討してください。

  • 補完中心の使い方に寄せる:コード補完は無制限なので、チャット・エージェントへの依存を減らすだけで消費は大きく下がる
  • 上位プランへの切替:Pro→Pro+→Maxの順でクレジット量は$15→$70→$200と増える
  • タスクを軽量モデルに振る:公式が「軽量モデルへの質問は1クレジット未満」と説明している通り、複雑なタスクだけ上位モデルに絞ると節約になる

組織でコストが読みにくい場合

Business・Enterpriseは個人プランと違って、組織全体の利用量が問題になりがちです。公式には予算管理機能があると案内されていますが、詳細ドキュメントには本記事ではアクセスできなかったため、管理者は必ずGitHubの管理画面で設定内容を確認してください。

初めての人向け:料金を確認する手順

  1. github.com/features/copilot/plans で最新のプランと金額を確認する
  2. 個人なら、まずFreeプラン(カード登録不要・月2,000件補完)で補完機能を試す
  3. チャットやエージェントを日常的に使いたくなったらPro($10)に切り替える
  4. Claude Opusなど上位モデルやエージェント作業を多用するならPro+($39)を検討する
  5. 契約後は、GitHubアカウント設定の利用状況画面でクレジット消費ペースを定期的に確認する

導入そのものの手順はGitHub Copilotの始め方にまとめています。

注意点

クレジット消費量は「使うモデルとタスクの複雑さ」に依存するため、月々の総額を事前に正確に予測するのは難しいということです。Claude Codeなど他のAIコーディングツールにも共通する従量課金の弱点で、「安いプランで契約したのに、エージェントを多用したら想定より早くクレジットが尽きた」ということは起こり得ます。使い始めは、こまめに利用状況を確認する習慣をつけるのが安全です。

よくある質問

Q. コード補完だけ使うなら、Freeプランで十分ですか? A. 公式には「月2,000件」という上限が明記されています。個人の学習・軽い利用ならFreeで足りることもありますが、日常的にコードを書くならすぐに上限に達する可能性があります。

Q. チャットを使わなければクレジットは減りませんか? A. 公式の説明によれば、消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spacesの利用時のみです。インライン補完とNext Edit Suggestionsは有料プランなら無制限で、クレジットを消費しません。

Q. Business・Enterpriseの料金は個人向けプランと同じ考え方ですか? A. 基本の仕組み(補完は無制限、チャット等はクレジット消費)は共通ですが、金額はBusinessが月$19/ユーザー、Enterpriseが月$39/ユーザーで、EnterpriseにはBusinessの2倍のクレジットが含まれると公式に説明されています。

Q. Pro・Pro+・Maxはどう選べばいいですか? A. 補完中心ならProで十分なことが多いです。エージェントや上位モデルを日常的に使うならPro+、優先アクセスや大量利用を見込むならMaxが公式の想定する使い分けです。まず下位プランで様子を見て、クレジット不足を感じたら上げる進め方が安全です。

Q. 料金は今後また変わりますか? A. AIコーディングツールの料金改定は頻繁です。本記事の金額は2026年8月18日時点の確認値であり、契約前には必ず公式ページで最新情報を確認してください。

Q. Business・Enterpriseの「移行措置」が終わると、料金自体も上がりますか? A. 複数の報道によれば、月額料金(Business $19、Enterprise $39)自体は変わらず、変わるのは付与されるクレジット量です。2026年6月〜8月の移行期間中は多めのクレジット(Business 3,000/Enterprise 7,000)が付与されていましたが、2026年9月1日以降は標準の量(Business 1,900/Enterprise 3,900)に戻ると報じられています。この件は一次情報に到達できておらず、独立した複数の報道にもとづく内容のため、契約中の組織は管理画面で実際の付与量を確認してください。

まとめ

  • GitHub Copilotの課金は「AIクレジット」を軸にした仕組み。コード補完・Next Edit Suggestionsは有料プランなら無制限でクレジットを消費しない
  • クレジットを消費するのはチャット・エージェント・CLI・Spaces。1回あたりの消費量はモデルとタスクの複雑さで変わる。
  • 月額とクレジット量はFree($0)/Pro($10・$15分)/Pro+($39・$70分)/Max($100・$200分)/Business($19)/Enterprise($39・Businessの2倍)
  • 総額は使い方次第で変動するため、契約後は利用状況をこまめに確認するのが安全。
  • Business・Enterprise向けの移行期間の増量措置は2026年9月1日で終了(複数の独立報道が一致)し、標準のクレジット量(Business 1,900/Enterprise 3,900)に戻る見込み。組織の管理者は消費ペースを早めに確認しておく。

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