「Claude Codeを使ってみたいけれど、何から始めればいいのか」をこの記事だけで終わらせます。

先に、いちばん大事な前提を書きます。Claude Codeは無料プランでは使えません。 ここを知らずにインストールして、ログインで止まる人がいちばん多いはずです。

この記事の前提:手順はClaude Code公式ドキュメントを一次情報として確認しています。あわせて、編集部のmacOS(Apple Silicon)環境で実際にインストール状態を確認しました。バージョンや対応OSは更新が速いため、実行前に公式の最新をご確認ください。

結論:3つ知っておけば始められます

  1. 有料プランが要る(Pro / Max / Team / Enterprise / Console のいずれか)
  2. インストールはコマンド1行。ネイティブインストーラーが推奨で、以後は自動更新されます
  3. 動作確認は claude --version。バージョンが出れば成功です

必要なもの

公式が示す動作環境です。

項目 要件
OS macOS 13.0以降 / Windows 10 1809以降・Windows Server 2019以降 / Ubuntu 20.04以降 / Debian 10以降 / Alpine 3.19以降
メモリ 4GB以上
CPU x64 または ARM64
シェル Bash / Zsh / PowerShell / CMD
ネットワーク インターネット接続が必要
地域 Anthropicのサポート対象国

(2026年10月3日に公式ドキュメントで再確認。Windowsは「Windows 10 1809以降」だけでなく「Windows Server 2019以降」も対象です。)

Node.jsは必須ではありません。 ネイティブインストーラーで入れる場合、Claude Codeは単体で動くバイナリとして入るため、Node.jsを別途用意する必要はありません(npm経由で入れる場合のみNode.js 22以降が必要です)。

ripgrepは通常は同梱されています。 Claude Codeはファイル検索にripgrepというツールを内部で使いますが、ほとんどの環境では追加インストール不要です。Alpine Linuxなど一部のディストリビューションでは別途インストールが必要になる場合があります。

つまずきどころ:Alpine Linuxで「not found」エラーが出る

Alpine Linuxはmuslベースのディストリビューションのため、公式手順どおりに1行コマンドを実行すると、そのままでは動きません(2026年10月20日に公式ドキュメントで確認)。Alpineにはbashとcurlが標準で入っていないため、インストールコマンド自体がnot foundで止まるのが原因です。

対処の順番は次のとおりです。

  1. 先に必要なパッケージを入れる
apk add bash curl libgcc libstdc++ ripgrep
  1. ripgrepが見つからないとapkに言われたら、community リポジトリが有効になっていません。Alpineのバージョンに合わせて追加します
echo "https://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/v3.22/community" >> /etc/apk/repositories
apk update
  1. settings.jsonに次の設定を追加してから、通常のインストールコマンドを実行する
{
  "env": {
    "USE_BUILTIN_RIPGREP": "0"
  }
}

このUSE_BUILTIN_RIPGREPは、Claude Codeに同梱されているバイナリ版ripgrepではなく、OS側に入れたripgrepを使わせるための設定です。設定ファイルの編集そのものに慣れていない場合は、Claude Codeを使いこなす7つの習慣でsettings.jsonの基本を先に確認しておくとつまずきにくいです。

アカウントの準備:ここが最初の関門

公式ドキュメントにはこう明記されています。

Claude Code requires a Pro, Max, Team, Enterprise, or Console account. The free Claude.ai plan does not include Claude Code access.

つまりClaude.aiの無料プランではClaude Codeは使えません。 個人で始めるなら、実質的にPro以上の契約が前提になります。

「インストールしたのにログインできない」の大半はこれが原因です。課金してから始めるものだと理解しておいてください。料金の考え方はClaude Codeの料金と節約5つのコツに整理しています。

なお、Amazon Bedrock や Google Cloud、Microsoft Foundry といった外部のAPIプロバイダ経由で使う方法もあります。

インストール

macOS / Linux / WSL

ターミナルを開いて、この1行を貼ります。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows(PowerShell)

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Windows(コマンドプロンプト)

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

PowerShellとコマンドプロンプトを間違えると、The token '&&' is not a valid statement separator や 'irm' is not recognized というエラーが出ます。プロンプトの先頭が PS C:\ ならPowerShell、C:\ だけならコマンドプロンプトです。

他の入れ方

方法 コマンド 自動更新
ネイティブ(推奨) 上記の1行 される
Homebrew brew install --cask claude-code されない
WinGet winget install Anthropic.ClaudeCode されない
npm npm install -g @anthropic-ai/claude-code されない

推奨はネイティブです。理由は自動更新されるからで、Homebrewやnpmで入れると更新を手動で回すことになります。この分野は更新が速いので、放っておいても最新になる方式のほうが楽です。

npmで入れる場合、sudo npm install -g は使わないでください。 権限の問題とセキュリティリスクを招くと公式が警告しています。

Linuxなら、apt・dnf・apkでも入れられます

上の表にはありませんが、Debian/Ubuntuのapt、Fedora/RHELのdnf、Alpine Linuxのapk向けに、署名付きのパッケージリポジトリも公式に用意されています(2026年10月3日に公式ドキュメントで確認)。それぞれstable(既定・1週間ほど遅れて大きな不具合のあるリリースを避ける)とlatest(最新をすぐ受け取る)の2チャンネルがあります。

この方式も自動更新はされません。 アップデートはOSの通常のパッケージ更新(apt upgradeなど)で行う形になるため、サーバー管理者が他のパッケージと一緒にバージョン管理したい場合に向いています。個人のPCで手軽に使いたいだけなら、前述のネイティブインストーラーのほうがシンプルです。組織でTeam/Enterpriseプランを使って複数人に展開する場合の費用の考え方はClaude Codeの料金と節約5つのコツにまとめています。

Windowsは3つの動かし方があり、サンドボックス実行の可否が違います

Windowsで使う場合、「ネイティブ」「WSL 2」「WSL 1」の3通りがあり、実は挙動が同じではありません。2026年9月29日に公式ドキュメントで確認した内容だと、違いは次のとおりです。

方法 必要なもの サンドボックス実行 向いている人
ネイティブWindows 不要(Git for Windowsは任意) 非対応 Windows専用のプロジェクト・ツールを使う人
WSL 2 WSL 2を有効化 対応 Linux向けのツールチェーンを使う、コマンド実行をサンドボックス化したい人
WSL 1 WSL 1を有効化 非対応 WSL 2が使えない環境の人

ここでいう「サンドボックス実行」とは、AIが実行するコマンドを隔離された環境で動かす機能のことです。セキュリティを気にするならWSL 2を選ぶのが公式の位置づけです。ネイティブWindowsでは、Git for Windowsを入れていればBashツールが、入れていなければPowerShellツールがコマンド実行に使われます。どちらで動いているか分からなくなったときや、他の設定項目を調整したいときはClaude Codeを使いこなす7つの習慣も参考にしてください。

つまずきどころ:Git for Windowsを入れたのに「Bashが見つからない」と言われる

Git for Windowsをインストール済みでも、Claude Codeが自動でGit Bashの場所を見つけられないことがあります(2026年10月20日に公式ドキュメントで確認)。この場合は、settings.jsonにパスを直接指定します。

{
  "env": {
    "CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
  }
}

インストール先を変えている場合は、パスを実際のインストール先に書き換えてください。Git Bashが見つかると、BashツールだけでなくMonitorツール(バックグラウンドのログを追いかける機能)も使えるようになります。

動作確認

インストールが終わったら、次のコマンドでバージョンを確認します。

claude --version

2.1.211 (Claude Code) のようにバージョンが表示されれば成功です。

編集部のmacOS環境で確認したところ、claude の実体は次のようになっていました。

~/.local/bin/claude
  → ~/.local/share/claude/versions/2.1.202

~/.local/bin/claude はシンボリックリンクで、実体はバージョン番号ごとのディレクトリに入ります。公式ドキュメントの記載どおりの構造になっていることを確認しました。自動更新のときは新しいバージョンが versions/ の下に増え、リンクの向き先が変わる仕組みです。

もっと詳しく調べたいときは、この診断コマンドが使えます。

claude doctor

セッションを開始せずに、インストールの状態・設定ファイルの検証エラー・警告と対処案を表示してくれます。command not found が出るときは、まずこれを実行してください。

最初の1回

作業したいフォルダに移動して、起動します。

cd ~/projects/myapp
claude

初回はブラウザが開き、ログインを求められます。案内に従って認証すれば、そのまま対話セッションが始まります。

あとは日本語で作りたいものを伝えるだけです。

  1. プロジェクトのフォルダでClaude Codeを起動する
  2. 「〇〇を作って」と日本語で指示する
  3. 出てきたものを実際に動かし、違っていたら追加で指示して直す

いきなり大きなものを狙わず、1画面・1機能まで小さく区切るのがコツです。指示の出し方は指示の書き方7つのコツにまとめました。何を書けばいいか分からないときは、当サイトの要件定義プロンプトビルダー(無料・登録不要)を使うと、埋めるだけで指示文ができます。

更新とアンインストール

更新

ネイティブインストールなら、起動時と稼働中に自動でチェックされ、バックグラウンドで更新されます。すぐ反映したいときは手動で実行できます。

claude update

更新されると Successfully updated from <旧> to version <新> と表示され、すでに最新なら Claude Code is up to date と出ます。

更新チャンネルは2つあります。

チャンネル 内容
latest(既定) 新機能をリリース直後に受け取る
stable 約1週間遅れ。大きな不具合のあるリリースを飛ばす

業務で安定を優先するなら stable という選択もあります。/config から切り替えるか、settings.json に書きます。

{
  "autoUpdatesChannel": "stable"
}

HomebrewやWinGetで入れたのに、手動更新を忘れがちな人向けの設定もあります。 環境変数 CLAUDE_CODE_PACKAGE_MANAGER_AUTO_UPDATE を 1 にしておくと、新しいバージョンが出たときにClaude Codeがバックグラウンドで更新コマンドを代わりに実行し、成功したら再起動を促してくれます(2026年10月3日に公式ドキュメントで確認)。対象はClaude Codeのパッケージだけで、他にインストールしているソフトには影響しません。

自動更新そのものを止めたい場合は、settings.json の env に DISABLE_AUTOUPDATER を追加します(2026年9月29日に公式ドキュメントで確認)。

{
  "env": {
    "DISABLE_AUTOUPDATER": "1"
  }
}

これはバックグラウンドの自動チェックだけを止めるもので、claude update による手動更新は引き続き使えます。

アンインストール

macOS / Linux / WSL はこの2行です。

rm -f ~/.local/bin/claude
rm -rf ~/.local/share/claude

Windows(ネイティブ、PowerShell) の場合は次のとおりです。

Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe" -Force
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\share\claude" -Recurse -Force

設定やセッション履歴まで消したい場合は ~/.claude と ~/.claude.json も削除します。ただしVS Code拡張・JetBrainsプラグイン・デスクトップアプリも同じ場所を使うため、それらが残っていると再生成されます。

注意しておきたいこと

良い面ばかり書くのは不誠実なので、引っかかりそうな点も挙げます。

無料では試せません。 多くのツールにある「無料枠で感触を確かめる」ができないので、最初の一歩の心理的なハードルは他より高いです。ブラウザだけで無料から触りたいなら、v0などのAIアプリビルダーのほうが入口としては軽いです。

ターミナルに慣れていないと最初がつらいです。 画面で何が起きているか見えるほうが安心という人は、CursorとClaude Codeの比較を先に読んでから選んでください。

自動更新は便利ですが、挙動が変わることがあります。 昨日と今日で操作感が違う、ということが起こりえます。安定を優先するなら前述の stable チャンネルを検討してください。

生成物は必ず自分で動かして確認してください。 AIの出力は、間違っていてもエラーを出さないことがあります。よくある失敗は初心者がやりがちな失敗7つにまとめています。

よくある質問

Q. 無料で使えますか? A. 使えません。Pro / Max / Team / Enterprise / Console のいずれかのアカウントが必要で、Claude.aiの無料プランにはClaude Codeへのアクセスは含まれないと公式に明記されています。

Q. Node.jsは必要ですか? A. ネイティブインストーラーを使う場合は不要です。単体で動くバイナリとして入ります。npm経由で入れる場合のみ、Node.js 22以降が必要です。

Q. インストールできたか、どう確認すればいいですか? A. claude --version を実行してバージョンが表示されれば成功です。うまくいかないときは claude doctor を実行すると、インストール状態と設定の診断結果が出ます。

Q. Windowsでも使えますか? A. 使えます。Windows 10 1809以降が対象です。ネイティブで動かす方法とWSLを使う方法があり、WSL 2ならサンドボックス実行にも対応します。ネイティブWindowsでは Git for Windows を入れておくとBashツールが使えるようになります。

Q. HomebrewとネイティブインストーラーとNode.js、どれで入れるべきですか? A. ネイティブインストーラーをおすすめします。自動更新されるのはこの方式だけで、Homebrew・WinGet・npmは手動更新になります。

Q. アップデートで挙動が変わるのが困ります。 A. 更新チャンネルを stable に設定すると、約1週間遅れの、大きな不具合のあるリリースを飛ばしたバージョンを使えます。settings.json に "autoUpdatesChannel": "stable" を追加してください。自動更新自体を止めたい場合は、settings.json の env に "DISABLE_AUTOUPDATER": "1" を追加します。

Q. npmでインストールしようとしたら、Node.jsのバージョンが古いと警告が出ました。使えませんか? A. EBADENGINE という警告が出ますが、インストール自体は止まらず、claude コマンドも使えます。npm経由でもインストールされる実体はネイティブバイナリで、動作時にNode.jsを使わないためです。ただし公式が推奨するNode.js 22以降を用意しておくほうが、警告に悩まされずに済みます。

Q. Windowsで、AIが実行するコマンドを隔離したいのですが。 A. ネイティブWindowsではサンドボックス実行に対応していません。隔離したコマンド実行が必要なら、WSL 2を有効にしてその中でClaude Codeを動かしてください(WSL 1はサンドボックス非対応です)。

Q. サーバーのWindows Server環境でも使えますか? A. 使えます。公式の動作環境にはWindows 10 1809以降に加えて、Windows Server 2019以降も含まれています。

Q. LinuxサーバーでOSの標準パッケージ管理と一緒にバージョン管理したいのですが。 A. apt(Debian/Ubuntu)・dnf(Fedora/RHEL)・apk(Alpine)向けの署名付きパッケージリポジトリが公式に用意されています。この方式はネイティブインストーラーと違って自動更新されないため、OSの通常のアップグレード作業の中でバージョンを管理したいサーバー運用に向いています。個人のPCで手軽に使いたいだけなら、ネイティブインストーラーのほうが手間が少ないです。

Q. Alpine Linuxでインストールコマンドを実行したら「not found」で止まりました。 A. Alpineにはbash・curlが標準で入っていないため、公式のインストール1行コマンドがそのままでは動きません。先にapk add bash curl libgcc libstdc++ ripgrepで必要なパッケージを入れ、ripgrepが見つからない場合はcommunityリポジトリを有効にしてから、settings.jsonのenvに"USE_BUILTIN_RIPGREP": "0"を追加してインストールし直してください。

Q. Windowsネイティブで、Git for Windowsを入れたのにBashツールが使われません。 A. Claude CodeがGit Bashの場所を自動検出できていない可能性があります。settings.jsonのenvに"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH"で実際のインストール先(例:C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe)を指定すると解決します。

まとめ

  • 無料プランでは使えない。 Pro以上の契約が前提
  • インストールはコマンド1行。ネイティブインストーラーが推奨で、以後は自動更新
  • Node.jsは不要(npm経由のときだけ必要)
  • 確認は claude --version、困ったら claude doctor
  • 起動したら日本語で、1画面・1機能ずつ指示する

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