このサイト(バイブナビ)は2026年7月23日に独自ドメインで公開しました。この記事は、そこから1週間で実際にやったこと実際に起きたことの記録です。

SEOの一般論ではありません。自分のサイトで観測できた事実だけを書きます。うまくいかなかった話のほうが多いので、これから新規ドメインで立ち上げる人の役に立つはずです。

前提条件

項目 内容
ドメイン 新規取得(中古ドメインではない)
公開日 2026年7月23日
技術構成 Next.js(静的生成)/Vercel
被リンク ゼロ(公開時点)
記事数 公開時5本 → 1週間で20本超

新規ドメイン・被リンクゼロという、いちばん条件の厳しい立ち上げ方です。

1週間で実際に起きたこと

インデックスは想像より早かった

公開直後にSearch Consoleへ登録し、サイトマップを送信。結果、トップページと初期記事は数日でインデックス登録されました

一方、公開当日に追加した記事は当然まだ入りません。URL検査でも「Googleに認識されていません」と出ます。ここは焦っても意味がないので、サイトマップの再送信と、優先度の高い記事だけ個別にインデックス登録をリクエストする運用にしました(個別申請は1日の上限があります)。

検索流入はゼロ

正直に書きます。1週間での検索流入は実質ゼロです。

これは異常ではなく、新規ドメインでは当たり前です。「公開したのに1週間で誰も来ない」と落ち込む必要はありません。問題があるとすれば流入ではなく、次のような技術的な穴のほうです。

実際に見つかった不具合(本編)

ここからが本題です。どれも「一見ちゃんと動いていた」ものでした。

1. リンク先が全部404だった

グローバルナビの全項目、トップのカード、パンくず、サイトマップ——すべてが存在しないページを指していました。カテゴリ一覧を表示する仕組みだけが丸ごと未実装だったためです。

個々の部品は正しく動いていたので、誰も気づきませんでした。

教訓リンクを片っ端からクリックして回る作業は、必ず人間がやる。部品が動くことと、全体がつながっていることは別問題です。

2. 外部リンクが href="" になっていた

比較表の「詳細」ボタンを押しても、公式サイトに飛ばない。押すと現在のページが再読み込みされるだけという状態でした。

原因はプログラムの細かい仕様です。「値がなければ代わりの値を使う」という書き方をしていたのに、データ側には空文字が入っていました。この書き方は「値が無いとき」しか拾わないため、空文字は「値がある」と判定され、空のリンク先がそのまま採用されていました。

画面上は普通のリンクに見えます。実際にクリックして行き先を確認する以外に、発見する方法はありませんでした。

3. SNSでシェアしても画像が出なかった

アイキャッチをSVG(ベクター画像)で作っていたのですが、X・Facebook・LINE・SlackはOGP画像にSVGを使えません。つまりシェアしても画像が表示されない、味気ないリンクになっていました。

教訓OGP画像は必ずJPGかPNGにする。サイト内の表示はSVGのままで構いません。両方用意するのが正解です。

4. 構造化データが規約違反になりかけていた

比較表の評価を AggregateRating(複数の評価を集計した平均)として出力していたのに、件数は 1件 でした。実態は「編集部による1件の批評」なので、正しくは Review です。

Googleのレビュースニペットのガイドラインに触れうる書き方で、放置するとリッチリザルトの剥奪や手動対策の対象になり得ます。Review + reviewRating + author に書き換えました。

5. ボタンの文字が読めない色になっていた

オレンジのボタンに青い文字。目がチカチカして読めない状態でした。CSSの優先順位(カスケードレイヤー)の指定ミスです。

見た目のバグは自動テストでも検出できません。画面を見た人からの「読みにくい」という指摘で発覚しました。

打った施策(効果が出るのはこれから)

1週間でやったことを、効きそうな順に並べます。

施策 状態
被リンクを1本作る 自社の別サイトのフッターから設置。全31ページ
記事を5本→20本超へ 進行中
内部リンクの整備 新旧記事を相互リンク
構造化データの修正 Article / Breadcrumb / Review / FAQ
OGP画像のJPG化 完了
サイトマップ再送信 完了

新規ドメインで最初に効くのは被リンクです。検索エンジンにとって、外部から1本もリンクされていないサイトは「発見経路がない」状態だからです。自分が持っている別のサイトやSNSから1本張るだけで、クロール頻度は変わります。

これから立ち上げる人へ

1週間やってみて、優先順位はこうだと感じています。

  1. 技術的な穴を潰す(リンク切れ・OGP・構造化データ)——ここは公開初日にやるべき
  2. 被リンクを1本でも作る——自社サイト、SNS、プロフィール欄、どこでもいい
  3. 記事を増やす——ただし穴を放置したまま増やしても効率が悪い
  4. 順位を気にしない——1週間で見るべきは流入ではなく、インデックスされているかだけ

そして最も大事なこと。リンクを踏み、画面を見る。この記事で挙げた5つの不具合は、どれも自動では見つかりませんでした

まとめ

  • 新規ドメインでもインデックス自体は数日で入る。焦らなくていい。
  • 1週間の検索流入は実質ゼロ。これは正常。
  • 見つかった不具合はリンク切れ・空リンク・OGP・構造化データ・配色の5つ。全部「一見動いていた」
  • 最初に効くのは被リンク1本
  • 1週間で見るべき指標は流入ではなくインデックス状況

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